ロングイェールビーン(スヴァールバル)の高級レストランHuset restaurantレポ

旅行

スヴァールバルで滞在していたゲストハウスの近くにある炭鉱時代の社交場を活用したレストランに行ってみた。この建物は戦後すぐに建てられたもので、労働者たちの社交の場?福利厚生?として作られたらしい。当時はレストランや病院、教会、ちょっとしたお店など、町にあると想定される全てのものがここにあったらしい。

炭鉱の入り口 今はもう使われておらず朽ち果てているため、安全のため近づいてはいけない

今は高級レストランになっており、私が予約したときは約5万円のコース1択だった。飲み物やチップも合わせると7万円程したが、正直その価値があったのかは微妙。そもそもノルウェーの物価が高く、さらに離島ということで普通に食事をするのにも結構かかり、(高すぎてこの1回しか外食していないので実際の値段は分からないが、)ワンプレートで5000円以上するのは普通なことを考慮しても流石に高すぎた。それなら家族みんなで日本でコースを食べたほうが美味しかったと思う。とはいえ、経験全体としては良かったと思うので良かった点と悪かった点をのこしておきたいとおもう。

良かった点

まず良かった点としては、食事開始前に建物についての説明や、ワインセラーの案内があり、レクチャーとしての価値がある。前菜のための部屋とメインコースのための部屋に分かれているのも興味深い(高級なコースはこんなものなのか?)。ただ、Visit the Historic Community House of the Minersという建物の説明を聞いて1品+ワンドリンクのツアーがスヴァールバルのツアーサイト(ツアーへのリンクはできなかった)に425NOK(1NOK=16.47円の場合で7000円)であったのでこちらでよいかもしれない。

また、スヴァールバルトナカイやスヴァールバルライチョウ(英語で種名を言われたので確かではないが、唯一スヴァールバル諸島に年中いる鳥と言っていたので多分そう)など、この土地の生き物を食べられたのはとても良かったと思う。

その他にも見たことのない食材・調理法の料理が色々と出てきたのは楽しかった(理解の範疇を超えていたかもしれない)。特に、追加で注文したノンアルコールのドリンクペアリングが革新的な体験だった。飲み物にこんなにいろんな種類があるとは知らなかった。ただ、相変わらずこれも理解(英語力)の範疇を超えており、自分が飲んでいるものが一体何なのかよくわからないものが多かった。その場で炭酸にするスプレーみたいなやつとか、スモーキーな飲み物とか、料理と同じような味の飲み物とかとにかく今まで考えたことも無かったような飲み物が色々出てきた。これが美味しかったのかと言われるとよく分からないが、今までに全く経験したことのない想定外で楽しかった。

残念だった点

経験の満足度を下げたと点しては、まず料理の説明がよくわからなかった。日本人としては英語力は高い方だと思うが、そもそも食べたことが無い食材やそもそも知らない調理法について英語で「(知らない食材)を(知らない調理法)して〜」と言われてもよくわからない。あと、給仕の人が訛りのある英語でお上品に(ボソボソ)喋るのでそもそもリスニングが難しい。結局(少なくとも食材か調理法のうち一方を)すでに知っているものについてしか理解できず、そもそも驚きの多いこの食事においてはほとんど理解できなかった。(食事関係の)英語力がもっと高ければ、もっと満足感のある体験になったと思う。そんなこんなで各料理・飲み物について説明できることがないので、写真はページ末尾にまとめて載せるのみとする。

会計のタイミングで渡されたメニュー表。これを食事開始の段階で渡してくれていたらもっと何食べてるかわかったと思う。

一番は味がそんなに好みじゃなかった。美味しいは美味しいのだが、全体的に味がくどめなのに何かが足りない感じがする。

現地で調達できる食材がほとんどない(トナカイと鳥ぐらい)この地において、地元の食材を使った料理は難しいんだなと思った。この土地は食べていくのが精一杯で、食に豊かさを求められるところではなく、美味しい料理を満喫できるのは自然の恵みが豊富な地域の特権なことをこの上なく実感した。

まとめと写真

またスヴァールバルに来たとしても、もう一度食べようとは思わないが、今回は行って良かったと思う。知らない世界を見れたのでお金に余裕がある人には勧める(ただし料理の美味しさに金を払ってるとは思わないほうがいい)。お金に余裕がある人にとっては別に新しい世界でも何でもないのかもしれないけれど…

あと、レストランの評価には関係ないことだが、腰痛が急激に悪化して、コースの途中から腰が痛すぎて食事を味わう余裕があまりなかった。

ワインセラーツアー中に一品目があった まさか一品目とは思わず飾りだと思っていたので写真を撮っていなかったが、奇跡的にすさまじく白飛びして左下に写り込んでいる。 コケの中に味噌味の何か
SVALBARD COLD CUTS & CRACKERS? 前菜 左から何味かわからんけどめっちゃ美味しいジュース(別料金) カマンベールチーズみたいなチーズとブルーチーズ(のなかに人参のペースト) トナカイの何か (トナカイの?)レバー 何か トナカイのジャーキー パテ
SMALL BITES? 前菜その2 何か 牧草のパンナコッタ? 何か
口直し なんかベリーの飲み物 周りにあるチップみたいなやつが原料らしい このチップも食べてみたが食べ物ではなさそうだった ここまで前菜の部屋で食べた
SEAL MOJAMA Cloudberry and Seal Garum Cured Egg Yolk – Beer Dregs(アザラシのモハマ クラウドベリーとアザラシのガルムでマリネした卵黄 — ビール粕)?
アップ
クランベリーとハニーのビールのノンアル?
SCALLOP SOUFFLÉ Smoked Scallop – Sea Buckthorn – Ptarmigan in Escabeche(ホタテのスフレ スモークホタテ・シーバックソーン・ライチョウのエスカベッシュ)?
ARCTIC SEAFOOD Salicornia – Local Seaweed Broth – Strawberries(北極圏のシーフード アッケシソウ ― 地元産海藻のブイヨン ― イチゴ)? イチゴ×海鮮 手前から時計回りにイチゴと貝を貝のだしで召し上がれ ウニクリームコロッケ的な何か ペアリングドリンク・ソルティストロベリー? エビ(いちごソース) 貝のだしが一番美味しかった
KOJIFIED MONKFISH Onion and Charcoal Demiglace – Horse Radish Pil Pil(麹(こうじ)仕立てのアンコウ 玉ねぎと炭のデミグラスソース ホースラディッシュのピルピル) 何の魚かわからず食べてた。ニンニクと何かのソースと思ってたけど違いそう?くどかった。
PALATE CLEANSER Rhubarb Kombucha (お口直し ルバーブのコンブチャ)ではない写真だけど多分一緒に出てきてたんだと思う。写真は(写真撮り忘れてて食べかけの)シャーベット 魚から肉に切り替わるって言うので口直し
BEETROOT & PHYTOPLANKTON Hazelnut Miso – Oxalis(ビーツと植物プランクトン ヘーゼルナッツ味噌 – オキザリス) ビーツになじみがなく、なんか根菜ということしかわからなかった。上に載っているのはこの建物の上層階で育った葉っぱ 緑のソースは正体不明だが植物プランクトンらしい 下にあるヘーゼルナッツ味噌が苦かった…
REINDEER Local Seaweed Stemps – Kale トナカイ 海苔みたいな食感の何か海藻がのってる 美味しかった
PTARMIGAN Buckwheat Porridge – Lingonberry, Pine Oil and Yeast
Garum Sauce – Ptarmigan’ heart and Royale(ライチョウ 蕎麦の実のポリッジ ― リンゴンベリー、パインオイル、イースト ガルムソース ― ライチョウのハツとロワイヤル) 雷鳥 えぐかった
右上にあった雷鳥の心臓
HONEY PRESERVED SEA URCHIN & CLOUDBERRY Goat Brown Cheese Ice Cream – Torta de Anis(ウニとクラウドベリーのハチミツ漬け、ゴート・ブラウンチーズのアイスクリーム、トルタ・デ・アニス) プリデザート 手で食べる
STRAWBERRY Strawberry Sorbet – Scoby – Pine Oil(ストロベリー ストロベリー・ソルベ – スコビー – パインオイル) いちごのシャーベット 普通に美味しい
PETITS FOURS Chef’s choice(プティ・フール シェフのおすすめ) デザートのデザート? 上からチョコ キャンディ にんにくのスポンジっぽいやつ 飴

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