ケブネカイセまで
翌日11:50にニッカルオクタを出るバスに乗らないといけないので、できればこの日のうちにニッカルオクタか至近まで行っておきたいところだが、宿泊地からKebnekaiseまでの約6kmとKebnekaiseからニッカルオクタの19kmで合わせて25kmほどあるのでこれまでの移動スピードを思うと少し厳しそう。とはいえ飛行機の時間は決まっているので頑張るしかない!
Kebnekaiseまでは基本的にトラバースだが(昨日に引き続き)地味な上り下りが結構ある。クングスレーデンを離れたところぐらいから、軽装でハイキングに来ているような人がかなりいる。「私はこの荷物を背負って7日間生き延びてきたんだ」と誇りに思いながらも、彼らの身軽さをうらやましい。
電波も通じるし、行きかう人の様子も明らかにこれまでと様子が違うので「もうすぐ終わりなんだなぁ~」と思いながら歩く。(もうすぐとは言うもののまだ20km以上あるのがつらい…)
ケブネカイセ小屋
Kebnekaise小屋は電気水道完備の山岳リゾート(離れたところから電柱が見える)。レストランや土産物屋があり、Wi-Fiもある。

ケブネカイセーニッカルオクタ間はヘリで移動することもできるらしい。1250SEK(21000円程度)で6-8分で到着、チケットの発売数に制限はないらしい。例えば、ちょっとバス(飛行機)に遅れそうとかいう場合は使う価値があると思う。あとどうしてももう歩くのがしんどいとか。

今回は時間的にも体力的にもそこまで切羽詰まっているわけではないのでヘリは使わずに歩いて進む。レストランでゆっくりしたいところだが、費用が気になるのと今回は時間がないので、お土産のTシャツを購入して、いつもの行動食を食べて移動再開。
ケブネカイセ小屋からニッカルオクタ
Kebnekaise小屋を過ぎたあたりからさらに様子が変わる。まず植生が大きく変わる。クングスレーデンでは湿原が多く、植生が発達しているところでも(樹種は全く違うが形が)ハイマツのような低木しかない区間がほとんどだったが、このあたりから周囲が森になっていく。蚊もめっちゃ多い(クングスレーデンも強風とか雨とかでなければ基本蚊は多いがさらに多い)。

トレイルの歩きやすさ(整備具合)も徐々に高くなっていく。川の中を進むような区間は(ほぼ)なく、水があふれるようなところではパイプを埋めて盛土がしてあり、木道もこれまで木2本分の幅だったのが4本分の幅の区間が増える。道自体も平らなところが多く、足元をよく見なくても歩けるような感じになってくる。

これまでの区間は基本2-2.5km/hで歩いていたのが、Kebnekaise小屋からボート乗り場までの8kmを2h50m(2.8km/h)、ボート乗り場間の6kmほどを2h(3km/h)、ボート乗り場からニッカルオクタまでの5.6kmを1h40m(3.4km/h)で歩いていた。
体力的にはボートに乗りたかったがボート代が高いのと、時間が合わず2時間待ちで歩いたほうが早そうだったので断念。ニッカルオクタ側の船着き場のところにはレストラン(トナカイバーガーが有名らしいが営業時間が16時までで今回は食べられず)があり、後で知った情報ではここで宿泊もできるらしい(公式HP)。
徐々に終わりが近づいてくる感じで、この1週間を振り返りながら歩いた。楽しかった思い出もあるが、しんどかった思い出も多く、とにかく「やっと終わる!」という気持ちで、名残惜しさはほぼなかった(全くなかったわけではないけど)。
最後はニッカルオクタまで行くか手前で泊まるか悩んだが、シャワーを浴びたかったのと、荷造りを何度もするのがめんどくさいなぁということで頑張ってニッカルオクタまで行った。(結局8時の受付終了に間に合わずシャワーは浴びられなかった)。
最後の最後で森の中を逃げていく子トナカイを見た。あと、この区間めっちゃアリが多かった。アリの行列というか隊列がしばしばトレイルを横切っていた。
いつもは晩御飯の準備をしながら地図を見て「明日のうちにここまでは行っとかないと」とか考えたりしていたのが、今日はもうその必要はない。よく頑張ったな…



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