水曜日:怪我した…?
水曜日にフォンテーヌブローでクライミング中に変な落ち方して岩の上に落ちかけてとっさに手をついた拍子に手首を痛めてしまった。

その時は特に何も感じなくてそのあともしばらく普通に登ってたんだけど、その日の午後になって手首が痛くなってきた。
この時点ではなんか痛いなぁって感じでそこまで深刻な感じではなかったんだけど、夕方になってルーブル美術館に行くころには明らかに怪我した痛みになっていた。

明日はもうクライミングはできないかもと思って、予定を早めて帰宅することも考えたが、クライミングできなくても観光はできるし、もしかしたら寝たら治るかもと思ってとりあえずテーピングでガチガチに固めて様子見。
病院事情を調べる
海外で病院に行ったことがないし、フランスの医療事情も、今住んでるドイツの医療事情も分からないのでチャッピーに相談。
だがしかしチャッピーがあまり役に立たない。緊急度の具合がうまく伝わらないのか、当地ではそんなものなのかわからんけどとにかく救急とか大学病院を勧められる。
さすがにそこまでではないだろうってことでいろいろ調べているうちに、滞在しているMelunから電車を1回乗り換えたところに命に関わらないけど救急の病気怪我に対応している予約不要の病院があることが判明。口コミもいいし、整形外科も見てくれそうなので有力候補。
ドイツには手の専門医という制度があるらしく、手を見てもらうのにとてもよさそう。ただ急な怪我の場合の予約の仕方がわからない。
今回月曜から金曜フランスにきていて、次の月曜から金曜はポーランドに行く予定なので、元の予定通りいくと病院に行く暇がない。(土曜にやってる普通の病院はなさそう。)
病院に行くなら明日木曜日にフランスで病院に行くか、予定を早めて木曜日に帰宅して金曜日にドイツで病院に行くかになる。
水曜晩の時点では、明らかに痛くて日常生活もままならない(手首ひねれないし、あんまり曲げれない)感じだったけど、寝てる間に治ることを期待してとりあえず寝た。
木曜日:大丈夫と思ってけど大丈夫じゃなかった
いったんクライミング
起きてみると、確かに痛みはあるが、ひねらなければそんなに痛くないし何とかなるかもと思って、易しい課題でもやろうと思ってとりあえず岩。

どう考えても痛くてほぼ登らず撤収。
Centre De Soins Immédiats 91
もうすでにミュンヘンに帰れる時間ではなかったし、Centre De Soins Immédiats 91が予約不要で命にはかかわらない急な病気やけがの対応をする病院ということで今回の症状にピッタリそうだということでここに行くことにした。

いったん宿に帰って準備して電車で病院に向かう。
滞在していたMelunからは1時間ぐらい電車に乗ってそこから歩く。駅からまっすぐ歩いていくだけなのでわかりやすい。
受付
とりあえず入り口から入って1階あがる。救急の受付は2階(フランスでは1階)の右側。受付の人は英語あんまり喋れないのでGoogle翻訳で対話する感じだった。
グーグル翻訳を開いて音声認識にして渡せばスマホに話しかけてくれる。
受付ではまず保険証を出すように言われるが、保険証はないと伝えると、自費になるがよいかと一応確認される。(一応自分が使うドイツの保険証を見せたがそれではないと言われた)。
あとはパスポートを見せて名前とか住所を伝えたり、痛い箇所を伝えて受付。フランスの住所や電話番号を聞かれるが、フランスのものはないと伝えたらそれ以上は聞かれなかった。
診察
しばらく待って診察。午前の診察が1時までで、12時半前に行ったら1時間も待たずに診てもらえた。
怪我の説明は事前にGoogle翻訳に打っておいそれを見せた。英語で多少補足説明をして触診。
色んなところを押されて痛いとか痛くないとか言ったり、指示される通り手を動かして痛いとか痛くないとか言う。
痛い時なんて言ってたかは忘れたけど、痛くない時はfineと言っていたと思う。I’m fine, thank you.のfineだと思う。最初は何て言ったらいいかわからなかったけど、表情とリアクションでだいたい伝わった。
診察の結果、骨折の疑いがあると言うことでレントゲンを撮ってくるように言われた。
レントゲン
受付でなんか紙を渡されるのでそれを持ってレントゲンのところに行く。
レントゲンは1階(フランスでは0階)にある。受付で紙を渡して、受付をして(保険証とか電話番号とか住所とか同じ流れ)少し(15分ぐらい?)待つ。
順番が来たら呼ばれて、前室みたいなところに荷物を置いていざ撮影。
レントゲン撮影は特に変わったことなく、妊娠していないか聞かれた後レントゲンを撮った。
言葉では理解できないのでされるがままにいろんなポーズをとる。日本でもまぁ大体そんなものだと思う。いくら母語であってもあのよくわからないポーズは言葉では説明しにくい。
手首が痛くて病院に来てるのに痛い方に曲げてレントゲン取るのやめてほしい…とか思いながら、時々激痛に耐えながら撮影終了。
レントゲン撮影後しばらく待つと受付に呼ばれて現像したものを渡されるのと支払いを行う。
現像したものには放射線技師?のコメントもあり、「骨には異常なさそう」と書かれていた。もはや「なんだ〜よかった〜」とはならない痛さ。「じゃあ何?」って感じ。だって明らかにめっちゃ痛いもん。
レントゲン代は56€だった。
午後の診察待ち
その後元のフロアに戻るんだけど、戻った頃には昼休みに入っていて部屋に入れない。
日本の病院でレントゲン取りに行ってる間に午前の診察が終わることってないと思うんだけど、ここではあった。
しかも昼休み13-14時ってなってるのに14時になっても開かない。少なくとも13時半ぐらいまで診察していたのでその分後ろ倒しになっているのか?
ほかの人たちと一緒にエレベーターホールで待機。特に並んだりはしていない。
14時半頃に再オープン。入り口近くで待機していたので一番乗りで入ったら、受付のお姉さんが気づいて、レントゲンをさっと受け取ってくれた。
来た順に受付とかは特になさそうだった。あまり早くいくメリットはなさそう。
レントゲンを踏まえて診察
しばらく待機して午後の診察一番に呼ばれた。
レントゲン自体は見ずに、放射線技師?のコメントだけ見て「骨は折れてないみたいです。」って言われた。それは私ももう見たよ笑
骨じゃないならたぶん靭帯か何かだろうということで(普段の日本の診察だとここからエコーとか撮る気がするけど)これ以上追求することなく、とりあえずサポーター(というよりギブス?)を渡されて(購入して)終わった。
サポーターは2週間ぐらいはずっとつけてねってことと、1週間後をめどに病院に行ってくださいと言われた。
支払い
どうやらフランスでは通常医療は無料のようだが、私は外国人だし保険証がないので自費になる。受付で自費で良いか聞かれ、その後も(レントゲン撮影とか、サポーターの提供とか)お金がかかるたびに自費になるがよいかというのは聞かれた。
どうせ自分が入っている保険でカバーされるし、今を逃すと1週間以上病院に行けないのでとりあえず自費診療(日本でいう10割負担)。
診察後しばらく待って支払い。あとで保険会社から払い戻されるが、とりあえず立て替えないといけない。
診察代が46.9€、サポーター代が53.18€だった。日本と同じでサポーター代は別枠だった。支払いはVISAとMastercardが使える。
領収書、今回の診察の内容、今後の方針、処方箋などを受け取って終了。
今回はレントゲン、治療費、サポートされて合わせて3万円ぐらいだったのでよかったけど、もしこれが手術や入院が必要になるような大けがだったら払いきれないかもしれないので、海外遠征に行くときは、事前にしっかり保険に入っておいた方が良い。
観光中とかの怪我はクレカの保険でカバーされることもあるけど、そのクレカで旅行代を払ってないダメとかクライミング(特にルート)中の怪我はだめとか色々制約があったりもするので、すでに入っている保険でどこまでカバーされるのか確認しておくことが大切。
薬局
お薬は院内処方ではなく、普通に薬局に処方箋を持っていくシステムだった。
近くの薬局に持っていって窓口で処方箋を渡したらめっちゃすぐでてきた。特に確認とかはなく(保険証は聞かれたかも)、ただお買い物リストを渡したぐらいのスピードででてきた。
痛み止め飲み薬が、いくつかのタイプから選べたんだけど、ここで普通の錠剤やと思って選んだやつが水に溶かして飲むタイプで、しかもそれがめっちゃ不味くて後悔した。
値段は確か10€ぐらいだったと思う。
その後
ギブスみたいなサポーターをして右手まともに使えない状態でほぼ丸一日大荷物で電車移動してミュンヘンに帰った。
徐々に良くなってきている気がするが、受傷から10日ほど今でもひねるとちょっと痛いし、調子が悪い日は何もしてなくても痛い。来週には次の遠征があるんだけどな…

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