クングスレーデン④~Day5 ハイキングも楽しいかもしれない Day6 現代社会への復帰~

Day5 チャクチャ峠を過ぎたところ~Salka小屋を4kmほど過ぎたところ

この日は8:15起床、10:15出発。昨日頑張ってスケジュール的に余裕があるのと、景色がよいのでゆっくり朝から米を炊いて温かい飲み物を飲んだりした。とても贅沢な時間だった。

とりあえず峠を下って(岩場が川になってたりして少し怖い)あとはひたすら氾濫原?湿原?を歩いていく。この辺りはかなり雪解け水が多い。「泊まっていたところから見下ろしていたところを今歩いてるんだ!」とか、「あの時ははるかかなたまで見えると思っていたけれど、私は自分の足でそのはるかかなたを超えて歩いてる!」とか思うとワクワクするが、基本的には肩が痛いなぁと思いながら歩いていた。

この日は小屋から離れたところに泊まっていたからか、あまり人に合わず(2時間ぐらい人に合わなかったタイミングもあった気がする)、大自然の中を一人で歩いている感じでとてもよかった。昨日はなぜこんなところに来てしまったんだろうと思っていたが、やっぱりクングスレーデンに来てよかったかもしれない。

この日は(トイレの都合上)できればKuoperjakka近くまで進んでおきたかったが、左肩が限界だったので16時過ぎにSalka小屋を4kmほど過ぎたところ泊。ちょっと高いところで川を見下ろせて景色がいいが、風が強く蚊も結構いて外でのんびりはしにくいので玄関をメッシュにしてテントの中から景色を眺めて過ごした。

アレスヤウレのボートのおっちゃんがトナカイを見るならチャクチャ峠あたりがいいんじゃないかと行っていたので注意しながら進んだが結局この日も見られなかった。

トラブル 急に生理になった

道中会った犬に、行動食を入れているポーチとおしりを匂われたので「ちゃんと拭けててなかったか?」等と思っていたが、トイレに行ったタイミングで見たら生理になっていた。生理の日は管理しているのでこのタイミングで急に生理になるはずはないのだが、環境変化のせいか何なのかがっつり出血。この旅行中に生理になる予定ではなかったので生理用品がほぼない(ストックホルム空港のラウンジのトイレにナプキンが備え付けられていたのを「何かに使えるかも」と思ってとっていたのでその1枚だけあった)。仕方ないのでパンツの力とそのナプキンで物販がある小屋まで乗り切り小屋で生理用品を購入した。とても高価ではあるが一応小屋でも生理用品が売っている。種類はナプキンタンポンそれぞれ一択で、ナプキンは薄型の羽根つき、タンポンは海外(オーストラリアやヨーロッパ?)によくあるアプリケーターなしのタイプだった。

Day6 電波が通じた

この日は8:15起床、9:45出発。

クングスレーデンは全長400km越えのコースではあるが、今回私が歩いたのはAbiskoからSingiまでの73kmのみ。Singiでクングスレーデンに別れを告げニッカルオクタにむけて進む。

Singi小屋を超えてすぐの登りが久しぶりにがっつり登りだったり、この日も相変わらず肩が痛かったり、(基本追い風ではあるが)風がかなり強かったりで心が折れそうだったが、(このSingi-kebnekaise間で電波が復活するらしいということを聞いていたので、)もう少し行けば電波が入るかもしれないということで気合を振り絞って歩き続けていた。これまで6日間電波が通じないことに特に不満はなかったが、少しでも早く連絡したほうが帰りを待っている家族が心配しなくて済むだろうということで、できるだけ早く連絡したかった。結局Singiから8kmほど進んだところ(地図の縦線の6 47と6 48の間ぐらい)で電波が通じた。一気にすごい勢いでLINEが届いた。

急ぎ家族に連絡して力尽きたように次に見つけたテントがはれそうな場所泊。東に向かう区間ずっと風が強かったのに、設営のタイミングで風が弱かったせいで変な向きにテントをたててしまい、一晩中風に悩まされた(風をもろに受けてテントが狭かった…)。

地図上の書きぶりからこのSingi-Nikkaluokta間をDag Hammarskjoldsledenというのだと思っていたが、よく調べてみると、今回私が歩いたアビスコ-ニッカルオクタのルートがDag Hammarskjoldsledenだそうだ。Dag Hammarskjold(ダグ・ハマーショルド)は(どこかで見たのか)クングスレーデン大好きおじさんだと思い込んでいたが、そのレベルの人ではなく、スウェーデン出身の第2代国連事務総長(1953-1961)だそうだ。日本が国連に加盟したのが1956年とのことで、ちょうどその時の事務総長にあたる(それ以外日本とのかかわりはあまりなさそう?)。
アビスコが好きだったということで、ここにダグ・ハマーショルドにちなんだ名前を付けたらしい。私含めアビスコーニッカルオクタ間を歩いた多くの人が「クングスレーデンに行った」とか「クングスレーデン北部を歩いた」とか言っているが、Dag Hammarskjöldsledenを歩いたというのが最も的確な言い方になるのだと思う。ただ、地図上でもクングスレーデンを前面に押し出しているし、認知度的にも「クングスレーデン北部を歩いた」が妥当な言い方かと思う。

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